期限切れの「写ルンです」で切り取った、夏の思い出
約7年半前に使用期限が切れた「写ルンです」で2020年の夏を切り取って写真として残すことにしました。
遡ること約1年ほど前、近所で行われていたフリーマーケットで見かけたのがこの「写ルンです COLORS」でした。
使用期限が2013年1月で既に切れているにも関わらず1,000円と強気な価格だなと思いながらも、ここで出会ったのもなにかの運命だと思い購入することに。「写ルンです COLORS」ですが、調べて見た所すでに2013年10月で出荷終了になっているようです。
購入時点で既に使用期限が切れて約6年も経っていたので後数年待って10年経過したタイミングで使ってみようかな、なんて薄っすらと考えてながら良く言えば寝かして、実の所は放置していました。そのまま存在すらも忘れ、自粛だのStay Homeだの毎日のように耳にしていたある日、部屋を片付けていた時に出てきたのがあの写ルンですでした。
その時ふと、これを使うのは今何じゃないかと思ったんですよね。2020年の夏は私が生きてきた短い人生の中でもいつもとは大きく違った夏。そんな今使うべき何じゃないかと。使用期限切れから10年経過後に使うつもりが今年、約7年半で使うことに。
期限切れ「写ルンです」で切り取った夏
写真に関しては全く明るくないので、誰かの夏の思い出を覗き見するような気持ちでご覧いただければと思います。以下の画像は現像・データ化してもらったままの色で撮って出し。リサイズのみ行っています。
正直期限切れでどんな絵が出るのか分からないので、そもそもちゃんと写るのか、現像して過去を懐かしむ事が出来るのかと、少し戸惑いながらシャッターを切っていきました。
さて記念すべき一枚目ですが…。
草木も驚く緑色。私の手元に来るまで余程劣悪な保存環境に居たのが想像出来ます。
これは約11年振りに大阪・大川に帰ってきたらしい、大きなアヒル「ラバー・ダック」を見に行った際の写真。
ラバーダック仕様のフィット。
期限切れ写ルンですにかかれば、真夏の晴天の空もどんよりとした空模様に。
まだマシに写っている気がする一枚。
夏といえば海。
元々あまり綺麗ではない海でしたが、より緑色に。
最後に
「期限切れフィルム」というジャンルと言って良いのかは分かりませんが、色々な記事やSNSでの投稿を見かける機会があり以前から気になってはいました。それ故にたまたま見かけた際に手にすることになったのですが、上手く”映える”ものが撮影出来るとは限らないものですね。後数年待たずに使ってしまって正解でした。
大切な思い出は期限の切れていないフィルムで残しましょう。