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昭和生まれの”写ルンです”で、令和の風景を切り取るのが楽しい

元号が令和に変わった今日に昭和生まれのレンズ付きフィルムこと「写ルンです」で”今、この瞬間“を切り取るのが楽しくてハマりつつあります。

今、「写ルンです」を使う意味

この便利な世の中で、記録メディアとしてわざわざフィルムを使うなんてデメリットを上げればキリがないと思います。今や大多数の人が持ってるスマートフォンで十分綺麗な写真が撮れますし、加工出来るアプリも多数リリースされています。それこそ所謂”エモいフィルム風の写真”が撮りたいならそういうアプリもあるので簡単に作れてしまいます。

撮ってその場で確認したり、友人に送ったり出来るのもデジタルの魅力ですよね。

利便性ではデジタルが圧倒的に優位ですが、ここではあえて不便なアナログを楽しみたいわけです。やはり加工した写真では出せない雰囲気があるような気がします。

簡単にフィルムを楽しめるのが、つい先日34歳を迎えた”写ルンです”なんです。1986年(昭和61年)7月1日に発売開始されたらしい。

シャッターを切る事とフラッシュのオンオフしか撮影者に出来ることはありません。「簡単な事ほど難しい」とはよく言ったもので、買ってすぐに簡単に撮れてハードルは低いものの、こだわり始めると奥が深く、楽しめちゃう。

百聞は一見に如かずという事で作例と言う程の物ではありませんが、実際に私が撮影した写真を交えながらその魅力を再確認していきたいと思います。

「写ルンです」で切り取った風景

思い通りじゃない、失敗した写真でも許せてしまう

デジタルであれば、撮った写真をすぐに確認して構図や設定を修正して…と意図する写真へと近づくように試行錯誤すると思います。人によってはその場で失敗作は削除してしまうかもしれません。

この写真なんてデジタルなら真っ先に消去してしまいそうです(笑)

写ルンですだとそれが出来ません。良くも悪くも上手く写っているはず、たぶんこうなってるはずと思いながらシャッターを切ることになります。これが楽しい。

“フィルムらしい写真”って色々と考えがあると思いますが、個人的には狙ったように取れていない、更に言えば失敗していた物に”らしさ”を感じるような気がします。

撮った写真をすぐに確認出来ないからこその楽しさ

実は今回取り上げている写真は殆ど一年前の2019年春に撮影したもの。現像に出すのを忘れていたのを部屋を片付けている時に発掘しました。1年も経つともはや何を写したのかも覚えておらず、まるでタイムカプセルのようです。

今年は数年ぶりに花見が出来なかったこともあり、このタイミングに現像して良かったと思っていたりも。

一枚一枚、緊張感を持って撮影出来る

デジタルであれば実質的に無限に撮影出来る所が、写ルンですでは枚数が予め決められておりその数字を見ながらシャッターを切っていくことになります。

安易に連射してその中から上手くいったものを残すなんてことは出来ません。だからこそ、その一枚にこだわって集中する事になります。撮影者の気持ちの問題といえばそれまでですけどね。

まとめ:便利な世の中だからこそ不便を楽しむ

平成生まれの私的には小・中学生の頃に修学旅行で使ったあのカメラという印象が強く、子供の頃はまだまだフィルムが現役だったので、「シャッターボタンを押して、現像する」という行為が新しい!新感覚!とは流石に感じません。

それでもこの撮った写真を実際に確認するまでのラグや手間、デジタルと比べると”不器用”な所に趣を感じてしまいます。

最近また写ルンですを使うようになって、これを気にフィルムカメラに手を出すのも有りかも知れない、その一歩になった気がします。

写ルンですは夏の青空と太陽との相性が抜群なので、夏の思い出のお供に使ってみるのもありだと思います。

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