TP-Link「Archer T4U Plus」レビュー。Wi-Fi 5対応のハイパワーUSB無線LAN子機!
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)に対応したUSB無線LANアダプター「Archer T4U Plus」をティーピーリンクジャパン株式会社様より商品提供して頂きましたのでレビューしていきます。
ノートパソコンはWi-Fi機能が搭載されているものがほとんどなのでその存在を意識する機会は少ないですが、デスクトップPCの場合は有線LANのみという機種が多いです。
基本的には有線で繋ぐケースが多いかと思いますが、見た目的にLANケーブルを部屋に這わせたくない方もいるのではないでしょうか。デスクトップの場合は内蔵式の無線LANカードを購入して取り付けるという選択肢もありますが知識が無いと難しいですよね。
またノートパソコンの場合でも、内蔵されている場合でも最近の規格に対応していなかったり、ルーターとPCを設置している部屋が離れていて通信が安定しない事があります。
その問題を解決出来るのが、今回紹介する簡単にUSBで接続するだけでIEEE802.11ac(Wi-Fi 5)でルーターと接続出来る「Archer T4U Plus」というUSB Wi-Fi子機。
開封
今回レビューする「Archer T4U Plus」は2021年1月14日に国内発売されたばかりの新商品。
同社の他製品と同じく水色を基調としたパッケージです。
化粧箱は長辺を開くタイプ。早速本体が見えますね。
USBケーブル、ドライバーCD、各種印刷物が同梱されていました。
「Archer T4U Plus」はデスクトップPCで使用することも想定されている為、付属のUSBケーブルも1mと余裕のある長さになっています。
真っ黒でスタイリッシュな印象を受ける本体。軽く手が当たった程度では動かない程度の適度な重さです。
USB接続のWi-Fi子機といえばUSBメモリーサイズのものが思い浮かびますが、この「Archer T4U Plus」はWi-Fi 5やMU-MIMOに対応しているだけあってそれよりは大きめ。
上面は光沢のある質感ですが、かなり傷が付きやすいです。写真撮影の際に軽くクリーニングクロスで拭いた際に線傷が入ってしまいました。
メーカーロゴの上にはLEDが搭載されていて、使用時は緑色に点滅します。
アンテナ部分は角に当たる部分のみ光沢感のある材質。アクセントになっています。アンテナの向きはルーターの設置位置等に合わせて、前後方向に180度、左右方向に90度回転させることが可能です。
スペック
TP-Link「Archer T4U Plus」 | |
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インターフェース | USB 3.0 |
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz IEEE 802.11a/n/ac 5GHz |
信号レート | 5GHz: 11ac:最大867Mbps(動的) 11n:最大300Mbps(動的) 11a:最大54Mbps(動的) 2.4GHz: 11n:最大400Mbps(動的) 11g:最大54Mbps(動的) 11b:最大11Mbps(動的) |
セキュリティ | WEP, WPA/WPA2, WPA-PSK/WPA2-PSK |
システム要件 | Windows 10/8.1/8/7, macOS |
寸法 | 84×156.3×19.2mm(W×D×H) |
速度をチェック!
Windows 10がインストールされているノートパソコンで使用してみましたが、同梱のドライバーCDを使用することなくUSBケーブルで接続するだけで直ぐに使い始めることが出来ました。
「リンク速度」という項目を見ると「866Mbps」となっており、化粧箱に記載されているIEEE802.11ac(Wi-Fi 5)での規格値で接続出来ている事が確認出来ます。
今回は5GHz帯には対応しているものの、11nまでしか対応していないWi-Fi 5非対応の無線LANカードを内蔵しているノートパソコンで通信速度を計測してみました。
回線自体があまり速度早いものではないのであくまで相対的に比較して頂ければと思いますが、上りこそ殆ど変わらないものの、下りはおおよそ2.5倍程早くなりました。これは数値上だけでなく、体感できるレベルの変化でした。
通信環境の改善におすすめ!
無線LAN非対応のデスクトップPCを無線で接続したいという時や、PCがルーターを設置している部屋から離れていて通信が安定しないという時におすすめです。執筆時点で約3,000円程で購入可能。
手軽に自宅の通信環境を改善したい方は是非。