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DELL「XPS 13(9300)」レビュー。アルミ削り出し×カーボンボディで所有欲を満たすモバイルマシン

以前から気になっていたDELLのモバイルノートパソコン「XPS 13」を貸与頂き、約1ヶ月程使用したのでレビューしていきます。

本記事はデルアンバサダープログラムから試用機を貸与していただき、執筆しています。

スペック

CPU Intel Core i7 1065G7 3.9GHz
RAM 16GB
SSD 512GB M.2 PCIe MVMe
ディスプレイ 13.4インチ UHD+ タッチパネル
(3840×2400)
OS Windows 10 Home 64bit
サイズ 14.8×296×199mm
(H×W×D)
重量 約1.3Kg

※上記は今回貸与頂いたモデルのスペックです。

外観

今回貸与頂いたのはDELLの「XPS 13(9300)」という個人向けハイエンドモバイルノートパソコンで、昨年2020年2月に発売されたモデル。外装がシルバー、内装はブラックを基調としたプラチナシルバーというカラーの個体をお借りしています。天板・底面がアルミ削り出しで作られていてかなり高級感があります。

側面は光沢のあるヘアライン加工が施されていて、天板とはまた違う顔を見せてくれます。

A4用紙よりも小さい幅296×奥行199mmのコンパクトな筐体故に、約1.3Kgという重量はモバイルノートとしては一般的な重さではあるもののやや重量感がある印象を受けました。ただ、小さい鞄にも収まるのは日常的に持ち歩く人には大きなメリットだと思います。

見えない部分へのこだわりを感じる底面

基本的にノートパソコンの底面を目にする機会は少ないですが、そういった普段見えない部分まで拘って作られているのはかなり好印象を受けました。

よく目にする内側はカッコいいものの外側が微妙…という物も多いですよね。

底面の両端にはスピーカーが搭載されています。

最低限ながらも利便性の考えられた端子類

最近のモバイルノートらしく端子類は割り切った仕様。左側面にUSB Type-C×1とmicro SDスロット、右側面にUSB Type-C端子×1とイヤホンジャックがあります。

USB Type-C端子が2ポートしかないものの、左右に割り振ってくれているのはありがたいと感じました。充電もこのポートから行うので左右どちらからでもケーブルを挿せるのは場所を問わず使えて便利です。ちなみにACアダプターは45W出力の物が付属していました。

普通のUSB端子であるUSB Standard-Aの端子は付いていないので同梱されている変換アダプターを使用するか、別途ハブ等を用意する必要があります。

キーボード/タッチパッド

Windowsマシンのタッチパッドは手触りがいかにもプラスチックというものが多いイメージがあるのですが、XPS 13はさらさらとした手触りで操作性も良かったので驚かされました。

筐体サイズとほぼ等しい大きなキーボード

筐体の横幅ギリギリまで使った大きなキーボードは、キー自体が大きく配列も一般的で癖がないので特に違和感無く使い始める事が出来ました。キーストロークは浅いものの適度な重さがあるお陰で打ちづらいということは無く、実際にこの記事の文章を執筆していますが快適に入力することが出来ています。

画像では分かりにくいですがバックライトを搭載しているので、手元が見えづらい場面でも入力することが可能です。

指紋センサー搭載の電源ボタン

Windows Helloに対応した指紋センサーが搭載されていて指紋認証でログインすることが可能となっており、セキュリティ面でも安心して使用する事が可能です。

BackSpaceとDeleteの間にあるので間違えて押してしまいそうだと感じる方もいるかも知れませんが、他のキーとは手触りが違う上、軽く小指で押した程度では反応しないので押し間違える心配はありません。

カーボンファイバーを使ったパームレスト

XPSシリーズの特徴の一つでもあるのがこのパームレスト。所謂カーボン調ではなく、カーボンファイバー製で本物のカーボンが使用されています。さらさらとした手触りで気持ちいい上に軽量化、高い強度も出るので持ち歩く機会が多いモバイルノートPCにはぴったりです。

パームレストまでアルミを使用しているノートパソコンも見かけますが、見た目は良いものの実用面で言うと今のように冬は冷たく作業しづらい場面も少なくありません。見た目的にも性能面的にもカーボンが使用されているのは嬉しいポイントです。

ディスプレイ

4辺全てのベゼルが極細で、小さい筐体に13.4インチの大きなディスプレイが搭載されています。

タッチパネルで
直感的な操作

画像はAdobe Lightroomを使用中

今回貸与頂いたモデルはタッチ操作に対応しているので、スマートフォンやタブレットのように直接画面に触れて操作することが可能です。指紋は目立ってしまうものの、写真の現像等でスライダーを操作するような場面では直感的に操作出来て便利です。

16:10のディスプレイは
テキスト作業にぴったり。

一般的なワイドディスプレイのアスペクト比は16:9ですが、このXPS 13のアスペクト比は縦方向がやや広い16:10となっています。

昨今は横方向に画面が広いウルトラワイドモニターが人気ですが、ブログの執筆やWordやExcel等を使用したテキストベースの作業であれば縦方向に画面が広い方が使いやすいです。逆にゲームや動画編集等をメインで行うのであれば横方向に広いほうが便利かと思います。

4Kディスプレイで
映画や動画鑑賞がより楽しく

4Kの美しさとベゼルの細さが相まって没入感があり、Hulu等のサブスク系サービスで映画やドラマを見るのも非常に快適でした。

ただし、上記の通り少し縦方向に広いディスプレイを搭載しているので、16:9の動画等を見る際には上下に黒帯が表示されてしまうのは気になるかもしれません。

まとめ

A4サイズより小さいコンパクトさ、所有欲を満たしてくれるアルミ×カーボンのスタイリッシュな見た目と細部まで拘られたデザイン、仕事からエンターテイメントを楽しみたいプライベートまで卒なくこなしてくれる魅力的なマシンでした。

個人的に丁度XPS 13の購入を検討していたタイミングでモニター機を貸与頂くことが出来たので、短期間ではあったものの実際に日常生活の中で試用出来ました。私自身の使用用途はテキストベースの作業が多く、16:10のディスプレイは目に見えて効率が上がったのでかなり魅力を感じました。

その他記事中に使用する写真の編集、息抜きに4Kディスプレイを活かしてUHD BDを鑑賞したりと言った感じで使用していましたがいずれもスペック不足を感じることはなく、寧ろ余裕すら感じる程でした。

現在は今回レビューしたXPS 13(9300)の筐体はそのままに、搭載されているCPUの世代が新しくなった後継機、XPS 13(9310)が販売中なので気になる方はぜひそちらも確認してみてください。

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