Anker「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C」レビュー。シリコン素材を採用した絡まらないケーブル
最大100Wの高出力に対応し、尚且巻きつけたり束ねたりしても絡まりにくく、柔らかい。そんなUSB-Cケーブルを購入しましたのでレビューしていきます。
Anker「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C」レビュー
今回購入したのはAnkerから2021年7月6日に発売された「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C」という製品。
2021年3月に先行してUSB-C to Lightningである「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & Lightning」が発売されており、今回新たに両端がUSB-CであるUSB-C to USB-Cのモデルが追加された形となります。
そんな「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C」の主な特徴は以下の3点。
- 外装にシリコンを採用し、柔らかく絡まりづらい
- 最大出力100Wの高出力に対応し、フルスピード充電が可能
- 約25,000回の折り曲げにも耐える、優れた耐久性
仕様
データ転送速度 | 最大480Mbps |
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充電速度 | 最高100W |
ケーブル長 | 0.9m/1.8m |
カラーリング | クラウドホワイト/ミッドナイトブラック/ミントグリーン/ラベンダーグレイ |
開封・同梱物
ブルーとホワイトを使用したシンプルな化粧箱。
例に漏れずAnker製品ではお馴染みの「Happy?」と書かれた紙が同梱されていました。
こちらがケーブル本体。今回はカラーがクラウドホワイト、長さが1.8mのものを購入しました。Ankerロゴの入ったケーブルバンドで止められた状態で入っています。
USB-C端子のコネクタ部分ですが片面のみANKERのロゴが刻印されています。
端子の先端部分は少しピンクがかった銅色になっており、デザイン上のアクセントになっています。
ここが良くもあり悪くもある点なのですが、ラインナップされているカラー4色全て、このコッパーカラーが採用されています。
今回購入したクラウドホワイトやラベンダーグレイはコッパーとの相性も良いのですが、個人的に一番好みの色であるミントグリーンは少し微妙な見た目なんですよね…。
結果的に妥協してクラウドホワイトを選ぶ事になってしまったので、少し残念です。
ケーブル内部の銅線をグラフェンで覆い、外装にシリコン素材を使用した3層構造を採用しているとのことですが、一番外がシリコンで覆われているというだけあり、サラサラとした手触りで触っていて気持ちが良いです。
特徴の一つである絡まりづらいという点ですが、ある程度癖がつくような巻き方・折り曲げ方を試してみた所、従来のケーブルと比べると癖が付きにくく確かに絡まりづらいという印象を受けました。
実際にUSB-C端子を搭載した機器に接続してみるとこのような感じになります。コネクター部分が特別大きいと言うこともなく、少し広く開口されているケースであれば装着した状態でも問題なく使用できそうです。
充電性能に関してはスマートフォンやノートパソコン等の充電に使用してみましたが、特に問題なく各機器毎に対応した出力での充電ができました。
総評
USB Power Delivery(USB PD)に対応しており、最大100Wの高出力が可能なケーブルとしては比較的細く取り回しもしやすいので使い勝手はかなり良いと思います。
どうしてもチープな感じが出てしまいがちなUSBケーブルですが、サラサラとした手触りと銅色のアクセントが相まって安っぽくなく、デザイン面的にも実売1,500円程とは思えない出来。
注意事項としては、データ転送速度最大480Mbpsという部分からも分かる通りUSB2.0のケーブルなのでデータ転送用には不向き。ただ充電専用で使う分には特に問題はありません。
癖がつきにくい・絡まりづらい・高耐久という点を活かして、持ち運び用として鞄に常備しておきたい一本です。