「Huawei P8 lite」のデュアルSIM機能を活用する
今回はP8 liteのデュアルSIM機能にスポットを当ててみたいと思います。
そもそもデュアルSIMとは
名前から分かるかもしれませんが1つのスマートフォン/タブレット等に2つのSIMカードを刺すことが出来るという物です。海外ではデュアルSIM対応のスマートフォンが多数販売されていますが、日本国内では殆ど販売されていないので馴染みのないと思います。
日本国内では2つのSIMを同時に利用することは出来ない
現在販売されているほぼ全てのデュアルSIM対応スマートフォンでは3G+3Gの同時待ち受けに対応していません。それどころか片方のSIMスロットが4G/3G/GSM対応、もう一方がGSMのみ対応というものも多いです。
日本国内で同時待ち受けを行なうには3Gでの同時待ち受けに対応している必要が有るため、必然的に片方しか利用することが出来ず、実質的に日本国内ではシングルSIM端末になっているのが現状です。
しかし、このP8 liteは自分で「4G/3G/GSM」を利用するSIMスロットを選択することが出来ます。これを上手く活用する方法を今回は紹介してみたいと思います。
使用例
- 通話用SIMとデータ通信用SIM
- データ通信量の無制限SIMとデータ通信量の制限があるSIM
- 2つの事業者のSIM(e.g. SoftBankとdocomo)
SIMを切り替える方法
今回はdocomoのSIMをmicroSIMスロット(以下カード1)、SoftBandのSIMをnanoSIMスロット(以下カード2)に挿入して解説していきます。
デュアルSIM関係の設定は全て設定→デュアルカード管理にまとまっています。現在はカード2側に3G/4Gを割り当てているので、カード2に刺さっているSoftBankのSIMが利用できる状態となっています。
「4G/3Gスロット」をカード1側に切り替えるとカード1が4G/3Gを利用できるようになるため、カード1のdocomoのSIMが利用可能になります。
カード1,カード2をアクティブにしていない場合は、「4G/3Gスロット」の項目を切り替えても利用できません。面倒な方は普段から両カードをアクティブにしておけばよいかと思いますが、バッテリーの消耗が懸念されるのであまりオススメは出来ません。
また、常にアクティブにしたままだと、常にどちらかがステータスバーに「通信サービスなし」と表示されるので嫌な方は切り替える度にSIMをアクティブにしたほうが良いかと思います。
各SIMのカード名は変更可能
今回はDocomoとSoftBankのSIMだったので分かりやすいですが、2枚ともdocomoのMVNOのSIMを刺す場合もあるかと思います。そこで、名前の変更が生きてくるわけです。変えたいカードをタップする事で変更出来ます。
まとめ
やはり一番使えそうなのは、俗にいうMVNOの無制限SIMとそれ以外のSIMを刺す事でしょうか。APNは各SIMカードごとに設定が保存されるので、上記の方法で切り替えるだけですぐに通信することが可能です。切り替え自体は20秒ほどで行えるのであまりストレスとなることはなさそうです。いまいち使い所のなさそうな機能ではあるものの、使い方次第では役に立ちそうな「デュアルSIM」機能、活用してみては如何でしょうか。