使いやすく美しい独自UI「EMUI 3.0」搭載!「Huawei P8 lite」レビュー(UI編)
先日外観のレビューを行いましたので、今回はソフトウェア面についてレビューを行います。
仕様
まず始めに前回スペックについては記載しましたが、改めて確認しておきます。
カラー | ホワイト/ブラック/ゴールド |
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OS | Android 5.0 Lollipop |
ディスプレイ | 5.0インチ HD(720×1280) IPS |
CPU | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) |
メモリ(RAM/ROM) | 2GB/16GB |
バッテリー | 2,200mAh |
サイズ | 約143mm x 約71mm x 約7.7mm(高さx幅x厚さ) |
重量 | 約131g |
通信方式 |
FDD-LTE:B1,B3,B5,B7,B8,B19,B28 TDD-LTE:B40 UMTS:B1,B5,B6,B8,B19 GSM:850,900,1800,1900 |
独自UI「EMUI 3.0」採用
EMUI(Emotion UI)はHuawei製のスマートフォン等に採用されているHuawei独自のユーザーインターフェイスです。国内で売られている殆どのAndroidスマートフォンも素のAndroidに多少は手が加えられていますが、このP8 liteはよりカスタマイズされています。
これから詳しく紹介していきますが、Androidとしては違和感がある部分も多く、好き嫌いが分かれそうなUIです。既にAndroidを使用しているという方は最初は使いにくいかと思います。悪く言えばごちゃごちゃしていますが、実際使ってみると結構便利な所があります。
個人的には気に入りました。ガジェット好き的には様々なスマートフォンを触るので独自性がある方が触っていて楽しめるんですよね。
ホーム画面&プリインストールアプリ
一般的なホームアプリとは異なりドロワーの概念がないため、iPhoneの様に全てのアプリがホーム画面に並ぶようになっています。(アプリを非表示にすることは可能)
ちなみに以下のスクリーンショットは初期設定直後の物なので、プリインストールされているアプリの一覧でもあります。メーカー独自のアプリは殆ど無くすっきりしています。
検索機能
ホーム画面で下へスワイプすると検索画面が表示されます。インストールしているアプリや連絡先などを検索することが可能です。この機能が付いているスマートフォンはあまり見かけませんね。
アプリ履歴
アプリの終了は上へスワイプです。画面下部の白枠部分をスワイプすることで一括で終了させることが出来ます。
ここで1つ不満点がありました。1枚目と2枚目の下部の白枠を見ると1枚目では何も表示されていないところに、2枚目ではメモリの空き領域が表示されています。これが表示されてから出ないとアプリの終了が行えないため、アプリ履歴画面を表示してすぐに終了させることが出来ないため不便です。
各アプリを下へスワイプすると3枚目の矢印の先のように鍵のマークが表示されます。これは一括終了時でも終了せず動作したままに出来る機能です。これは結構便利ですね。
設定画面
並びこそほぼAndroid標準の物ですが、デザイン面はやはり手が加えられています。それ以外にも、初心者でも使いやすい、よく使うであろうメニューのみを表示することも出来ます。
総評
手が込んでいるからこその欠点がいくつかありました。その中でも特に気になったのはAndroid独自の機能が削られている点です。例を挙げると、素のAndroidでは月間のデータ通信量の上限を設定し、上限付近に近づくと通知させる機能がありますが、このP8liteでは不可能です。日ごとの通信量は確認できるようですが、月間の通信量も確認出来ないようでした。別途アプリを導入すれば解決する問題ではありますが、本来あるはずの機能が無いのは非常に不便だと感じました。
しかし、他の省いたほうが良さそうだと感じる、難しい・ややこしい機能についてはしっかりと省かれていたりと、闇雲にカットしているわけではなくしっかりとユーザー層を考慮してのことだと感じる仕様となっていました。
総合的に見ると、決して万人が素直に拍手できるようなものではないものの、誰が使ってもこれといって引っかかる点がなく使える端末として、非常によくまとまった仕上がりとなっています。使いやすく触っていて楽しい、そんな印象を受けました。